経済成長の基礎は人なのでは

経済成長の基礎は需要側にあるか供給側にあるかMunchener Brucke
http://d.hatena.ne.jp/kechack/20091216/p1

goodentry。興味深く読ませていただいた。



素朴な疑問なのだが,北欧型というか,介護福祉・教育を充実させる政策,その分野で公的な補助や直接雇用を増やす方向性は供給Bの亜流という感じなのだろうか。
そもそもここには潜在的な需要が潜んでいるにも関わらず,政策上の優先順位が低いために十分に喚起されていないように感じている。
私は,これまで道路などで生活を保障されていた地方生活者層をこれらのヒューマンサービスへシフトさせつつ一定の雇用を保障し国民の安心感を高め,(それが経済成長へ+の効果をもたらすかについては疑問は残りますが)民間の事業開発力を高めていくことがベターだと思う。



菅副総理の金給付や,竹中教授のトリクルダウン云々の主張は,あくまで単に金が良く回るためにどうするかという話であり,人々の満足感や幸せにどんな関わりがあるのかまるで見えてこない。



マイケルムーアではないが,人の上に金があるようで,人間の幸せを政治が論じられていない(論じる気がない)ことがさみしい。